2024年7月20日現在
英名は「Desert rose(砂漠のバラ)」。砂漠にこんな花が咲いていたら、とても目を引きますね。 美しい花とは対照的に根や茎はずんぐり太く、乾燥地帯を生き抜くため、水を貯えるようにできています。
今アイスコーヒーを飲みながら、HPを見てくれている方はおられるのでしょうか。コーヒーノキの花が咲きました。ブラックコーヒーのイメージと遠いジャスミンのような白い小さな花です。ジャスミンに似た香りもあります。開花時期が短く、幻の花と言われます。コーヒー農園では、雪が降ったように見えるそうです。
春に紫色の花を咲かせていましたが、現在はクラウンもしっかりして、パイナップルらしいカタチになってきました。今のところ、スナックパインぐらいの大きさです。
熱帯アマゾンのジャングルに自生するエキゾチックな植物。「オウムバナ」の和名があり、英名は「Lobsterclaw(ロブスターのはさみ) 」。赤い花に見える部分は苞(ほう)になります。現地ではハチドリがやってきて、蜜を吸い、受粉を助けてくれるそうです。
熱帯アメリカ原産キョウチクトウ科の半つる性低木。黄色の大きなラッパのカタチの花から「Golden trumpetゴールデントランペット」の別名があります。沖縄県で街路樹や生垣に植栽されます。近くに「ヒメアリアケカズラ」も咲いています。花の大きさなど比べてみてくださいね。
「ニシキブッソウゲ」ともいいます。斑入りの葉っぱが美しく、鑑賞用として生垣に利用されるハイビスカスで す。花は普通にハイビスカスです。
コウシュン(恒春)は台湾の最南端にある地名。熱帯アジアからオーストラリアの海岸やマングローブに広く自生するつる性植物。世界共通の植物のお名前、学名「Tristellateia australasiae」のTristellateiaは「3つ星」という意味です。星みたいな小さなかわいらしいお花です。
秋の七草のひとつですが、梅雨の時期から開花します。「カラナデシコ(唐撫子)=セキチク(石竹)」に対して「ヤマトナデシコ(大和撫子)」ともいいます。「ナデシコ」はわが子を撫でるようにかわいらしい花ということで、この名がついたとされます。
華奢で繊細な「カワラナデシコ」より、海岸に自生するこちらは、丈夫そうな印象です。「ベニナデシコ」の名で園芸品種もあります。花もだいぶ終わりかけで種ができつつあります。
北海道で現在ピンクのハマナスが開花しているとニュースで見ました。こちらは花も終わり、ミニトマトのような実をつけています。実はナシ(梨)に似た味がするので、「ハマナシ」→「ハマナス」になったとされます。 昔のナシは今のナシより、小さく、水分も少なく、おいしいナシではなかったのかもしれませんが、海の近くに暮らす人々にとっては貴重なビタミン源だったのかな?と想像です。
海岸で波打ち際から砂浜に目をやると、最初に目につく植物かもしれません。海藻の「ヒジキ」に似て、陸に自生するので、この名になったそうです。海から遠く離れた内陸で、野菜として栽培している地域もあります。ネットで検索すると、海浜植物というより野菜として、レシピがたくさんでてきます。ミネラル豊富で、くせがなく、シャキシャキしておいしいそうです。ちなみに、海浜植物としては現在、葉のつけねに小さな小さな花が見えます。見かけたら観察してみて下さいね。
なかなか梅雨も明けませんね。蒸し暑い日も多く、植物も鮮やかな花を咲かせるものもありますが、調子が悪くなる植物もあります。皆さんも体調に気をつけておすごしください。