2020.10.17

「ハマギク」が咲き始めました♪

『我が君の いと愛でたまふ 浜菊の そこのみ白く 夕闇に咲く』
上皇后美智子様が、お詠みになられたお歌です。

また、平成9年に上皇上皇后両陛下が岩手県大槌町を訪問された時に、海岸に咲く「浜菊」をお気に召され、種を取り寄せて大切に育てておられたことも知られています。

さて海浜植物園正面玄関では、鉢植えですが『ハマギク』が咲き始めました!
『ハマギク』は日本の固有種で、青森県から茨城県にかけての太平洋側の海岸に自生します。
学名は、「Nipponanthemum nipponicum」で、属名にも種小名にもニッポンの名が付くのは動植物では「ハマギク」と「朱鷺」だけです。

また、学名にはクリサンテムム・ニッポニクムが使われることがあり、これは「日本の菊」の意味です。
ちなみに『ハマギク』花言葉は「逆境に立ち向かう」だそうです。

日に日に秋の深まりを感じる今日この頃ですが、海浜植物園で『ハマギク』の花を眺めて見ませんか?

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