植物園だより
海浜植物園のグラスチューブでは、「ニオイバンマツリ」が咲き始めました♪
「ニオイバンマツリ」は、南米原産のナス科バンマツリ属の半耐寒性がある常緑低木で、開花中にはジャスミンに似たさわやかな香りがします(とくに夜間)。
和名を漢字で表すと「匂蕃茉莉」となります。「匂」は芳香、「蕃」は外国、「茉莉」はジャスミン類のことを指し「香りのする外国のジャスミンの仲間」となりますが、ジャスミンの仲間ではありません。
花色は咲き初めが紫色で、数日たつと次第に白くなるので、株全体としては2 色の花が咲いているように見えます。英名では「morningnoon-and-night」や「yesterday-todayand-tomorrow」などと呼ばれ、花色が変化することにちなんでいます。
花色の変化や素敵な香りを楽しみくださいませ!(^^)
海浜植物園の中庭(展示庭園)では、『ギンヨウアカシア』が開花しています♪
和名は、銀色を帯びた美しい葉に由来しています。
別名として、「ハナアカシア」や「ミモザ」、「ミモザアカシア」などと呼ばれる事もあります。
しかし、本来「ミモザ」は「オジギソウ」のことを指しますが、マメ科アカシア属の「フサアカシア」の葉がオ、「ジギソウ」に似ていたため、誤って「フサアカシア」が「ミモザ」と呼ばれるようになり、日本では同じアカシア属の「ギンヨウアカシア」も「ミモザ」と呼ばれています。
春の訪れを感じさせてくれる、黄色の花と銀色の葉のコントラストを楽しんで見ませんか?
いつも氷見市海浜植物園をご利用いただきありがとうございます。
さて、毎週日曜日「観光列車べるもんた」のお見送りに併せて、登場しております「パンダさん」からお知らせがございます。
2015年10月の「観光列車べるもんた」運行開始からほぼ毎回お手ふりをしております海浜植物園非公認マスコット!?「パンダさん(初号機?)」ですが、この度3月28日(日)の「べるもんた」のお見送りをもちまして、卒業することとなりました。
「べるもんた」の運行開始以来、5年半にわたり延べ1万人近くの皆様とお見送りをしてまいりました。
ご参加いただいた皆様や「べるもんた」の乗客の皆様、JR西日本様をはじめ、「べるもんた」に関わっておられます皆様に感謝申し上げるとともに、厚く御礼申し上げます。
「パンダさん」は、卒業しますが、「観光列車べるもんた」のお見送りおよび氷見市海浜植物園を今後ともよろしくお願い申し上げます。
なお、次回21日と最終日28日も、午前10時52分頃、11時7分頃、午後2時55分頃、3時17分頃に張り切ってお見送りに登場いたしますので、お時間のある方は奮ってご参加くださいませ。
車内からのお見送り動画 ⇒ べるもんたお見送り.mp4
市内の国道160号「稲積交差点」から「阿尾交差点」沿いに植えられた「稲積梅」(富山県固有種のウメ)が開花を始めました。
個体差があり、まだ「満開」とは言えませんが、「見ごろ」を迎えている木もありますので、十分楽しめます♪
また条件が合えば、梅の花と立山連峰のコラボが楽しめますよ!
「桜」の花見もいいのですが、「梅」の花見もお勧めです。
皆さんも、一足早いお花見を楽しんでみませんか?(*^_^*)
なお、国道には駐車せず安全な場所に車を止め、ご覧くださいませ。
今日は植物園前の松田江浜から霞んでいましたが、立山連峰を見ることができました!
そして、寒い時期(11月~3月頃)で視界がよければ毎日のように見ることができる冬場の蜃気楼(下位蜃気楼)も確認できました!
肉眼ではわかりにくいので、双眼鏡やデジカメ(望遠機能付き)を使うのがお勧めです。
これからだんだん暖かくなり外におでかけするにはいい季節ですので、皆さんも、海岸散策や氷見から見える蜃気楼を楽しんで見ませんか?
海浜植物園のグラスチューブでは『ハゴロモジャスミン』が咲き始めました♪
星のような形をした白い花からは、ジャスミン独特の香りが楽しめます♪(^^)
ちなみに、ジャスミンといえば「ジャスミンティー」を思い浮かべる方もおいでかと思いますが、「ジャスミンティー」に利用されるのは「マツリカ(J. sambac)」で仲間ではありますが、「ハゴロモジャスミン」とは別種です。
「ハゴロモジャスミン」の白い花や爽やかな香りを海浜植物園で楽しんでみませんか?ヽ(*´▽)ノ♪
今日は風が強かったですが、気持ちのいい天気で日曜日という事もあり、たくさんのお客様にご来園いただきました♪
そしてJR氷見線では、観光列車「べるもんた」の運行日だったので、毎週恒例の「べるもんたのお見送り」も行いました!
「べるもんた~♪」と叫びながら手を振るお子さんもいて、とても微笑ましかったです♪
日曜日の午前10時52分頃、11時7分頃、午後2時55分頃、3時17分頃、海浜植物園付近を通過しますので、皆さんも観光列車「べるもんた」のお見送りをしてみませんか?
植物園駐車場横のふれあい園では、『ヤブツバキ』が咲き始めました。
昨年、樹形を維持するための数年に1度行う、強く切り戻す剪定を行ったので、例年に比べ少し花付は悪いのですが、ピンク色の花をご覧いただけます!
「ヤブツバキ」は、昔から人の生活と縁の深い植物で、幹は堅くて建材に用いられたほか、種子からは油がとれ、食用、薬用などに使われています。また、古くから品種改良も行われ、園芸品種もたくさんあります。
冬から早春にかけて咲くことが多く、春の訪れを一足早く教えてくれる身近なお花ですので、お近くにお越しの際には、ぜひご覧ください。
また、ご自宅近くで探されて、少し早い春を感じてみてはいかがでしょうか?
今日は、朝方雪も降っていましたが、日中は日差しも出て、気持ちのいい天気となりました。
植物園前の松田江浜からは、久しぶりに雪化粧をした立山連峰が見れました!
山頂から裾野まで見え、なんだかとても幸せな気分になりました♪
また、冬の蜃気楼も見ることもできて、ラッキーでした!
さて、今回も問題です!
写真の植物は何でしょうか?
1枚目
1枚目
2枚目
わかったあなたは、さすがです♪
正解は、
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『パイナップル』です!
『パイナップル』は、熱帯果実のひとつで、果実はたくさんの小さな果実が集まった集合果です(升目状の部分が小さな実で、それがいくつも圧なって大きな実になっています)。果実は、生食されたり、缶詰やジュースに利用されています。
名前は、果実の形が松かさに、味がリンゴに似ているのでパイン(松)+アップル(リンゴ)で「パイナップル」と名付けられました(「パインアップル」といわれる事もあります)。
お客様でも「パイナップルは、木になる物」と思っておられる方もおられ、実物を見てビックリされます。
ぜひ実際に実がなっているところをご覧ください!
さて、只今海浜植物園温室で見ることのできるこのカラフルな実は、一体何の実でしょうか?
【ヒント!】これから加工されたものは、皆さんもよく知る飲み物になります!
正解は、『「コーヒーノキ」の実』です♪
赤く熟した実を収穫して、実の中に向かいあった2粒の種があり、果肉を取り除いて乾燥させたものを焙煎すると、よく知っている「コーヒー豆」となり、あの独特な香りと味わいが生まれます♪
お店で売られている「コーヒー豆」を見る事はあると思いますが、実際に木に付いたままの実を見る機会はなかなかないと思いますので、ぜひご覧ください!
先週の大雪からひと段落し、海浜植物園の温室では『オオベニゴウカン』の花が開花を始めました♪
『オオベニゴウカン』は、合歓木(ねむのき)の仲間になり漢字で書くと「大紅合歓」となります。花も似ていますが、使われている漢字も似ていて、少し面白いですね。
ちなみに、英名を「レッド・パウダーパフ」(red powederpuff)といい、化粧などに使うパフに似ていることが由来になっています。
また、学名は「Calliandra haematocephala」(カリアンドラ・ハエマトケファラ)で、 属名の Calliandra はギリシャ語の「kallos (美しい) + andros ( 雄しべ)」からきており、 種小名の haematocephala は「血の色をした頭状の部分のある」という意味があるそうです。
海浜植物園で、冬を彩ってくれる花のひとつですので、ぜひご覧くださいませ♪(#^.^#)