植物園だより

海浜植物園のグラスチューブでは『ニンニクカズラ』が咲き始めました♪

花の咲き始めは濃い紫色ですが、だんだん爽やかな明るい紫色に変わり、やがて白色に変わって行きます。
名前は、葉や花を揉んだり、茎を傷つけたりすると、ニンニクのような匂いがする事によります。
海浜植物園でも風などで葉や花が揺れるとほんのりニンニクのような匂いがあたりに漂います。
興味のある方は、スタッフに声をかけてみてくださいね♪

ぜひ、花と匂いをお楽しみくださいませ\(^o^)/
まだ蕾はありますが、お早めにご覧くださいね!

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『我が君の いと愛でたまふ 浜菊の そこのみ白く 夕闇に咲く』
上皇后美智子様が、お詠みになられたお歌です。

また、平成9年に上皇上皇后両陛下が岩手県大槌町を訪問された時に、海岸に咲く「浜菊」をお気に召され、種を取り寄せて大切に育てておられたことも知られています。

さて海浜植物園正面玄関では、鉢植えですが『ハマギク』が咲き始めました!
『ハマギク』は日本の固有種で、青森県から茨城県にかけての太平洋側の海岸に自生します。
学名は、「Nipponanthemum nipponicum」で、属名にも種小名にもニッポンの名が付くのは動植物では「ハマギク」と「朱鷺」だけです。

また、学名にはクリサンテムム・ニッポニクムが使われることがあり、これは「日本の菊」の意味です。
ちなみに『ハマギク』花言葉は「逆境に立ち向かう」だそうです。

日に日に秋の深まりを感じる今日この頃ですが、海浜植物園で『ハマギク』の花を眺めて見ませんか?

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海浜植物園のグラスチューブでは、『トゲナシハナキリン』が開花しています♪
普通の「ハナキリン」は園芸店や100円ショップでも見かけることがあり、茎にとげとげがある多肉植物を連想する方もいるかと思いますが、この『トゲナシハナキリン』は、まさしくその名前のとおり茎(枝)に「トゲ」がない「ハナキリン」(同属別種)です!
花のように見えるのは赤く色づいた苞(ほう)で、本当の花は中心にある黄色の小さな部分です!!(゜ロ゜ノ)ノ
ちなみに、皆さんがよく知っている「ポインセチア」も同じトウダイグサ科ユーホルビア属で仲間になります!Σ(゜Д゜)
ちょっと変わっているけれども、小さくて可愛らしい「トゲナシハナキリン」を、皆さんぜひご覧くださいませ♪


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さて、今日も問題です!

この実は、いったい何の実でしょうか?

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ヒント① 「古事記」や「日本書紀」にも登場し、日本人とは古くから係わりのある植物です。
ヒント② 花は冬から早春に咲きます。
ヒント③ 種子は多く油を多く含んでいて、古くから利用されています。
ヒント④ 都はるみさんの名曲「あんこ〇は恋の花」

正解は、椿(ヤブツバキ)です♪
花が咲いたあと、梅雨の雨や夏の暑さや強い日差しに耐え、果実が生長していきます。果実は熟すと果皮が3つに裂開して、中から大きな種子がのぞきます。

皆さんも、椿を見かけたら果実や種子を探してみてはいかがでしょうか?

※写真は、植物園駐車場横「ふれあい園」で10月4日に撮影しました。

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9月27日(日)に海浜植物園中庭芝生広場(展示庭園)で、テレビや映画などの音楽(楽曲)で注目されている「ジュスカ・グランペール」さんによるコンサートが開催されました!
青空の下、来園された皆さんは、芝生の上で気持ちよく楽曲を楽しんでおられました。
中には、踊りだすちびっ子もいました♪

新聞社やテレビ局の取材もあり、各マスコミのHPでもご覧いたただけます。

北日本新聞社  https://webun.jp/item/7697585
NHK富山放送局 https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20200927/3060005553.html

海浜植物園前の松田江浜では、秋の海岸を彩る「ウンラン」が開花しています♪

「ウンラン」は、北海道や本州(日本海沿岸・太平洋沿岸では千葉県以北)などに生える海浜植物で、和名の由来は海辺に生え、花が「ラン」に似ているため、海辺の蘭から転じたといわれています。
名前に「ラン」と付いていますが、オオバコ科(旧ゴマノハグサ科)の植物なので、一般的なランとは全く別の植物で、園芸店などで見かける「キンギョソウ」の仲間です。

秋を感じ始めた今日この頃、潮風を感じながら「ウンラン」を探して、松田江浜やお近くの海岸を散策してみませんか♪


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海浜植物園のグラスチューブでは、『アデニウム』が咲いています♪

熱帯アフリカの乾燥地帯原産の多肉植物で、根元が肥大化するのが特徴的です。
また、ピンク色の美しい花を咲かせるので、英名は「desert rose(デザートローズ)」で、「砂漠のバラ」とも言われています。

ピンクの可憐な花をぜひご覧くださいませ♪

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いきなりですが、問題です!

写真の植物は、いったい何でしょうか?

ヒント?

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写真1枚目 双葉展開!

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写真2枚目 発芽・種皮付き(ちょっと見覚えのある形かな?)

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写真3枚目 種皮が取れそう!

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写真4枚目 ちょっと生長した姿(観葉植物として見た事あるかもね!)

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写真5枚目 まだ青いけど結実♪(写真やテレビで見た事あるかも!?)


正解は・・・
『コーヒーノキ』です♪

海浜植物園で、今春結実したタネ(豆)を6月下旬に蒔いてみました。
約2ヶ月半で発芽しました!(2枚目→3枚目→1枚目)

ちなみに4枚目は、100円ショップで購入した苗を2年ほど育てたものです。
5枚目も10年くらい育てたものです。!!(゜ロ゜ノ)ノ
暑い日が続いていますが、今日は一段と暑さが厳しかったですね。

さてそんな中、海浜植物園前の松田江浜(海浜散策園)では、『ハマニガナ』が開花しています♪

『ハマニガナ』は、全国の海岸の波打ち際に近い砂浜にはえるキク科ニガナ属の多年草で、松田江浜では、初夏の頃と暑さが和らぐ9月頃が見ごろです♪
砂の中では白い地下茎を長く伸ばし、一列に葉を砂の上に出します。花は葉と茎の間から出て、2~5個の黄色の花をつけます。
また、葉の形はキクのようなものからイチョウのようなものまで変化が多くありますが、この「イチョウに似る葉」があることから、別名「ハマイチョウ」と呼ばれます。

浜風が気持ちいい海岸を散策しながら、小さな秋をさがしてみませんか?

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北海道から九州の海岸の岩場や砂地などに生育する多年草です。
富山県内では生育地が少なく、県のレッドデーターブックでは準絶滅危惧種として扱われています。
そんな「ハマゼリ」ですが、昨年松田江浜某所で発見し、観察してきましたが無事開花しましたので、小さな白い可愛らしい花をご覧ください♪
あまり条件のいい場所ではありませんが、思ったより大きく成長し、種もできはじめたので、少しでも殖えてくれればと祈りながら、これからも観察していきたいと思います。


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まだまだ暑い日が続きますが、さわやかな潮風を求めて、植物園前の松田江浜へ!

そこでちょっとマニアックな海浜植物が小さな黄色の花を咲かせていました!
それは「ツルナ」です♪ 
主に太平洋側の海岸に分布していますが、日本海側の海岸でも見ることができます。県内の海岸ではあまり多くはないので、担当者は発見するとちょっと嬉しくなってしまいますヽ(*´▽)ノ♪

またこの「ツルナ」漢字で書くと「蔓菜」という字になり、文字通り蔓の菜っ葉という意味で、食用にもできます。
海外では「ニュージーランドのホウレンソウ」と呼ばれたり、沖縄県では「浜ほうれん草」と呼ばれることもあります。
ぜひ皆さんも、海岸散策をする際には、探してみてはいかがでしょうか?(#^^#)


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2輪だけですが、今年も咲きました!『ドラゴンフルーツ』♪
(2020/8/12 20:55撮影)
「ゲッカビジン(月下美人)」の近縁種で、同じように夜に咲き始め翌朝までの一晩だけ開花します!
そのためなかなか皆さんにご覧いただくことができません。
実際に開花している様子をご覧いただけないのが残念ですが、見事に咲く大輪の花をせめて写真だけでもご覧くださいませ♪

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